【5分間のハートフルムービー】保護犬のだいちゃんが「うちの子の”大豆”」になるまで
犬たちの中には、何らかの理由で愛護センターに収容される子がいます。愛護センターでは、収容された犬たちの引き取りをしてくれる里親さんを探す活動を行っているのですが、今回ご紹介するオーナーさんご夫婦は里親になる選択をし、そこで1頭の柴犬”だいちゃん”と出会いました。保護犬の受け入れだけでなく、犬を飼うことすら初めてのオーナーさん夫婦は様々な不安を抱きながらも、だいちゃんを迎えることと真摯に向き合います。そのお迎えの一部始終を、ご覧ください。
まずはトライアルから
愛護センターでだいちゃんと呼ばれていた柴犬が、トライアルでお家にやってきました。トライアルとは、保護犬が里親さん宅に慣れるためだけでなく、里親さん側も犬を受け入れる準備に適しているか、よく確認するための重要な制度です。
今回のご夫婦は共働きで犬の飼育経験がないため、自分たちは本当にこの子を受け入れ幸せに出来るのかと不安を抱きます。しかしそんな不安とは真逆に、だいちゃんは元気いっぱい。しかもとても人懐っこい性格だったためご夫婦は安心しますが、その分なぜこの子は捨てられてしまったのかという疑問も感じてしまいます。
かわいい、欲しい、だけでは犬を飼う気持ちとしては不十分なもの。家族として迎えることは、その命に終生責任を持つことであり、その犬の犬生を預かるということなのですから。
だいちゃんから、大豆へ。
一度は捨てられてしまっただいちゃんをお迎えすることの重さを感じながら、ご夫婦はだいちゃんのオーナーとなる決意をします。
だいちゃんは、その名前に慣れていると言うこともあり、新たに「大豆」という名前を与えられ、家族になりました。
大豆には、たとえ事情があったとはいえ一度は家族を失った身。そんな感情から、もしかすると新たに家族として迎えられるという雰囲気に嫌な思いがあったかもしれません。
しかし、大豆はオーナーさんが優しいご夫婦だということがすぐにわかったみたい。家に到着し、新しい住処を探検するその姿は足取り軽く、ワクワクしているようにも見えます。
新しい家族と過ごすということを理解し、きっとこれからの日々が楽しみなのでしょう。今まで犬を飼ったことがなかったオーナーさんには、家に犬がいる感覚が新鮮であり、ときに違和感を覚えるということもあったようですが、今ではお出かけはいつも一緒。何をするにも、傍らにはいつも大豆がいるそうです。
もし里親を希望する際は、まずはトライアルで人へ対する警戒心はあるのか、そして不安を感じてたくさん吠えてしまわないかなど、これから毎日犬がいることを想定して、お互いのためにしっかりとチェックをしましょう。
そんな風に、新たな家族を見つけた大豆の、それまでの一部始終をどうぞご覧ください。
お迎えをすると決めたら、その日からその犬は家族です。一度は悲しい経験がある大豆ですが、新たなオーナーさんに愛情をいっぱいかけてもらって、いつかのその時まで、元気に、そして愛を感じながら幸せに過ごしてほしいですね。
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