2019年9月13日2,881 ビュー View

【プロが教える!元気を育てる柴ごはん】#2パピー期のごはん 健やかな成長のために必要な食事内容とは

プレミアムペットフード・ケアの専門店『GREEN DOG』でホリスティックケア・カウンセラーの資格を持つ山本由能さんに、柴犬の食事について教えていただく連載『プロが教える!元気を育てる柴ごはん』。

今回はパピー期の食事(生後1歳前後くらいまで)について。子犬のころの食事は、体を維持するだけでなく、健康的な心身の成長のためにとても大事です。

とはいえ、愛犬(愛柴)との暮らしは、「笑顔」があってこそ健康につながるもの。心配し過ぎは禁物。大事なポイントだけは押さえて、あとはおおらかに!いきましょう。

 

 

パピー期に必要な食事内容とは

柴犬

UvGroup/shutterstock

 

パピー期の食事において、特に意識したいのが以下の2つです。

高脂質、高タンパクといった高エネルギー食

パピー期は、成長ホルモンと関わるタンパク質やエネルギー摂取のために、高脂質を必要とします。特に動物性タンパク質(アミノ酸)の要求量が高い時期です。

 

高消化性

特に生後半年までは消化器官系が未熟。たくさんの栄養が必要でも、胃の容量も小さいので一度に多量のごはんを食べると簡単にお腹を壊してしまいます。

 

ですので、この時期は、高栄養、高エネルギー、高消化性を配慮して作られているパピー用フードを与えることがおすすめです。

 

多頭飼いをしている場合などで、もしパピーにも成犬用や全年齢用フードを与えるなら、必要な給与量は袋に書いてある量よりも多くしないといけないケースが多いでしょう。

 

健康的な便が出ていて食べ残しも見られないなら問題ないのですが、あきらかに消化吸収に負担がかかっているようであれば与え方を工夫してください。

 

<消化に負担の少ない与え方>

・少量頻回(しょうりょうひんかい):1日のトータル量は同じでも、食事の回数を3回以上にし、与える回数を多くすることで1回に食べる量を少量にするのがおすすめです。

 

・フードを柔らかくふやかす:フードを硬いまま与えるより、消化の負担が減ります。熱湯でふやかすと熱に弱い栄養素が壊れてしまう場合があるので、必ずぬるま湯を使ってください。

 

月齢ごとに食事内容も変化させて

柴犬

Anastasiia Cherniavskaia/shutterstock

 

すごいスピードで成長していくパピー期。成長に合わせ、数ヶ月単位で内容に変化をつけてください。

 

■生後2か月あたり(離乳期の終わりごろ)

ペットショップやブリーダーさんのところでは、離乳期用の柔らかい食事から少しずつドライフードを硬いまま食べる練習を始めているころでしょう。

 

家庭に迎えたばかりのパピーは、環境に慣れるまでお腹の調子を崩しやすいので、これまで与えられていた食事内容を聞いて継続することがおすすめです。

 

1週間から1か月ほど様子をみて、便の状態が良く、環境にも慣れてきた状態なら少しずつ飼い主さんが与えたいパピー用フードに変更していきます。

 

生後3か月から5か月ごろまで

体重当たりに必要な栄養素とエネルギーの要求量が最も高くなります。フードの給与量も体重当たりの量が最も多くなるころ。

 

全年齢用フードの場合、体重当たりに必要な給与量は成犬のおよそ倍量が必要です。

 

生後6か月以降

このころからは、少しずつ体重当たりの給与量を減らしていく時期です。フードのラベルに書かれている給与量を参考にしつつ、フードを減らすと痩せてしまう場合は、多めに与えるなど調整が必要です。

 

消化器官も成熟してきているので、徐々に食事の回数を減らしても良いでしょう。ただし、パートナーによっては、小分けして食べたほうがよい場合もありますので、無理に減らす必要はありません。

 

成犬用のフードへの切り替え目安は生後8か月から1歳あたりですが、避妊・去勢手術後によってホルモンバランスが変わり、太りやすくなった場合は、早めに成犬用に切り替える場合もあります。

 

正しい食生活が健康を育む

柴犬

Lenkadan/shutterstock

 

パピー期の食事は体の成長だけでなく、心の状態や将来の健康にも関りが深いもの。柴犬特有のお悩みをできるだけ防ぐための大切な時期です。

 

■大食い傾向(肥満)

たくさん食べてもお腹を壊さないパートナーもいますが、好きなだけ食べさせていると大食い傾向に。この時期の太り過ぎは、肥満細胞が増やし肥満になりやすい体質になるので注意が必要です。

 

<対処法>

・少量頻回(1日3回以上)で決まった時間に与える

※一度に食べる量が少なくても回数が増えることで満足度があがり、一度にたくさん食べるより太りにくくなります。

 

■消化不良

もし、軟便や下痢が続くと、それが原因で食物アレルギーの症状が出たり、栄養不足で皮膚のバリア機能が落ち、皮膚疾患にかかりやすい状態になってしまうことがあります。

 

<対処法>

・少量頻回にしたり、フードをふやかして消化の負担を減らす

・特別興奮したり緊張した一日を過ごした場合は、夜ごはんを少し少なめにし、体を休ませる

 

■食に関する警戒心・頑固さ

愛柴たちは、食に関して警戒心や頑固な面が強く出てくるというお悩みを聞くことがあります。

 

<対処法>

・フードの切り替えや初めて与える食材は少量ずつ混ぜ込んで慣れさせる

・食べないからといって嗜好性の高いトッピングをするのは控える

 

パピー用フードと栄養補助剤

おすすめのパピー用フードや栄養補助食品をご紹介します。

  • ナウ フレッシュ グレインフリー パピー

    ナウ フレッシュ グレインフリー パピー

    適度な運動量のパートナーに。
    穀類不使用で、七面鳥、鮭、鴨のほか自然食材をふんだんに使用。

  • ナチュラルハーベスト パピーチキン

    ナチュラルハーベスト パピーチキン

    食欲旺盛なパートナーに。
    穀類(玄米、大麦)とパピーに人気の鶏肉を使用。

  • アカナ パピー&ジュニア

    アカナ パピー&ジュニア

    運動量が多めのパートナーに。
    穀類不使用で、鶏肉、七面鳥、カレイを使用。

  • ナチュラルハーベスト プラスアップパピー

    ナチュラルハーベスト プラスアップパピー

    小食で給与量どおり食べられない、痩せ気味のパピーにおすすめの栄養補助剤。

愛柴パピーのためのちょい足しレシピ

柴犬

Kseniya Resphoto/shutterstock

 

市販のフードのみを与えるだけでなく、簡単な手作りごはんをトッピングをしてあげるのもおおすすめです。愛しいパートナーのためにちょいと一工夫するのは楽しいものですよ。

 

柴犬には、なんといっても水分補給が大切。お悩みで多い皮膚疾患、体のふしぶしの問題も、水分をたっぷり摂ることで良い状態を維持することが期待できるんです。

 

なぜかというと、栄養素を体のすみずみに運ぶのは水分だから。そして不要なものや痛みの成分を速やかに排泄するサポートをしてくれるのも水分だからです。

 

トッピングでおいしく水分量を増やしてあげましょう。

 

<簡単おすすめトッピング>

【材料】

・鶏むね肉(もしくはささみ)15g

・野菜計15gから20g(キャベツ、小松菜、もやし、大根、白菜などを細かく刻む)

・水150ml。

※1日分のトッピングの量です。

 

【作り方】

すべて鍋に入れて茹で、茹で汁ごとトッピングする。

トッピングをするとカロリーが増えるので、フードの1日の給与量から1割程度を減らしてくださいね。

 

ポイントは、薄味の食材をいろいろ使ってみること。味覚の幅を広げるためにも役立ちます。

 

食いつきアップとシニア期のケアのためにも◎

 

鶏むね肉の茹で汁だけでもじゅうぶんに魅力的な香りになるため、フードの食いつきが悪いときに茹で汁だけかけてあげるのもいいですよ。多めに作って小分け冷凍しておくとよいでしょう。

 

ほかに白身魚や豚肉を利用しても良いでしょう。大食い傾向のパートナーにはできるだけ脂身の少ないものを選んでください。

 

パピーのうちに食の幅が広がっていると、シニア期のケアにも役立ちます。

まとめ

パピー期に食べる食事は、体だけでなく心の健やかな成長にも影響します。しっかり必要な栄養素、エネルギーが摂れるようにパートナーが無理なく食べられるものを選んであげてくださいね。

 

健康の基礎はパピーのうちから。食事を大きな楽しみにしてもらいましょう。

 

GREEN DOGとは

世界中から厳選してセレクトした愛犬のためのプレミアムペットフード・ケアの専門店。通販店だけでなく、関東・関西に5店舗、実店舗を構えています。

 

フード選びに困ったら、お気軽に相談を。

GREEN DOG 相談ルーム

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執筆者

GREEN DOG

ホリスティックケア・カウンセラー

山本 由能

 

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