2021年3月11日2,607 ビュー View

【プロが教える!元気を育てる柴ごはん】#19 春は肝臓が疲れる季節!この時期に与えたい身近な肝臓ケア食材とは

プレミアムペットフード・ケアの専門店『GREEN DOG』でペットフーディストの資格を持つ犬猫の食事のプロ・山本由能さんに、柴犬の食事について教えていただく連載が『プロが教える!元気を育てる柴ごはん』です。今回は、春こそ気をつけたい臓器“肝臓”についてのお話。肝臓の役目から、春先こそケアが大切な理由、肝臓をいたわる食べ物まで、肝臓ケアについてじっくりお伝えします!

春は肝臓が疲れる季節!

柴犬

Anastasiia Cherniavskaia/shutterstock

 

春の暖かな陽射し、緑が芽吹いてくる景色をみながらお散歩するのは楽しいですね。

 

愛柴達もウキウキして活発になってくるのではないでしょうか。

 

運動量が増えるのは良いことですが、そのぶん体の中も忙しくなります。

 

なぜなら、体を動かすためのエネルギーを作るから。そしてその仕事は肝臓で行われます。

 

“肝心かなめ”という言葉に肝が使われるように、肝臓は体にとってとても大事な役割を持ってる臓器なんですね。

 

そこで、春は少し肝臓を意識してケアをしてあげることが、愛柴のウキウキな毎日をサポートすることになります。

 

今回は肝臓にやさしい食事の工夫についてペットフーディストの山本が説明します。

 

肝臓の働きは「代謝と解毒」

柴犬

Anastasiia Cherniavskaia/shutterstock

 

肝臓にはいくつかの仕事がありますが、その中でも特に春と関係が深いのは“代謝”と“解毒”の二つです。

 

◼栄養素の代謝

肝臓は胃腸で消化吸収された食べ物の栄養素を作り変えたり、蓄えたりする仕事をしています。

 

体にエネルギーが必要になれば蓄えた栄養素を分解してエネルギーとして体内に送り出します。

 

◼解毒

みなさんが肝臓でよくご存じなのは、お酒との関係ではないでしょうか。

 

アルコールの大部分を分解処理し、解毒まで行うのが肝臓。

 

だからお酒を飲み過ぎると肝臓を病んでしまいますよね。

 

解毒はアルコールだけのことではありません。

 

通常の食べ物を分解処理する(代謝)の際には、体にとって栄養となるもののほかに、不要なものも出来ます。

 

運動した際にできる乳酸はよく聞くことがあると思いますが、これらも肝臓で解毒される物質です。

 

たくさん食べれば食べるほど、運動すればするほど、また薬が体の中に入ってきた場合も、解毒は必要です。

 

春に肝臓をいたわりたい理由

柴犬

Maquita H/shutterstock

 

家族が行動する時間や雰囲気の変化があったり、大好きな家族のメンバーが家を出たり。

 

多くの人にとって新生活がスタートする春は、愛柴にとっても環境の中でいろんな変化があるかもしれません。

 

気温などの外環境と同じく、精神的なストレスも自律神経に影響をおよぼし、それが肝臓にも関係してきます。

 

肝臓に負担がかかり過ぎると、疲れやすくなったり、皮膚の状態が悪くなったり、場合によっては嘔吐・下痢の症状や、貧血症状が出ることも。

 

特にシニア犬の場合は、季節の変動に体の機能がついていけず体調不良を起こしやすいので、過ごしやすい気温になるからといって喜んでばかりはいられません。

 

春の寒暖差や気圧の変化は意外と体にこたえるものなので、早めにケアを始めましょう。

 

肝臓のケア方法(1)胃腸の働きを助ける

柴犬

Kate Camera/shutterstock

 

食べ物は、胃や小腸で消化されたのちに肝臓へと栄養素が送られてきます。まずはしっかり消化することが肝臓にもやさしいケアになります。

 

◼消化のサポート(胃の健康)

春はいつもより少しだけ消化に良いものを与えましょう。

 

ドライフードをカリカリで食べている場合、ふやかしてあげるだけでも消化しやすくなりますよ。

 

歯ごたえも必要なら半分ふやかし、半分はカリカリにしてみてもいいですね。

 

◼繊維質の調整(腸の健康)

腸の健康を知るには、便秘や軟便、匂いが臭過ぎないかを観察しましょう。

 

気になることがあれば、食事の見直しをします。

さつまいも

K321/shutterstock

 

その際におすすめなのは、愛柴に人気のさつまいもかぼちゃキャベツリンゴを少し加えてみること。

 

なかでもリンゴには有機酸が含まれており、胃や腸の蠕動(ぜんどう)運動をサポートしてくれる栄養素です。

 

ただし、どっさり与えると、柴犬によっては腸が動きにくくなり便秘気味になったり、逆に消化不良で下痢になったりすることも。

 

それぞれの体質によって症状は変わります。

 

いつもの食事に何かをプラスする際には、ほんの少しずつ量を加減して様子をみることが大事です。

 

愛柴にとっての少量とは1食につき大さじ1杯までの量です。お腹が弱い場合には小さじ1杯からはじめてくださいね。

 

<胃腸のためにおすすめの消化酵素サプリメント>

お肉をパイナップルと合わせておくと柔らかくなるのは、パイナップルにはタンパク質分解酵素が含まれるから。

 

消化酵素のサプリメントをフードに混ぜて与えると胃の消化の仕事を助けることができます。

  • グリーンザイム

    グリーンザイム

    フードの切り替え時には軟便になりがちといったタイプにも。ミルク風味なのでごはんの食いつきも良くなったという声が多数。

  • プラントエンザイム

    プラントエンザイム

    植物由来なので動物性成分にアレルギーがある愛犬には特におすすめ。腸の健康に役立つ乳酸菌配合です。

<繊維質補給のためにおおすすめのトッピング>

  • 5種類の国産露地栽培野菜をみじん切りにし、ボイルしてから低温乾燥させたトッピング。根菜から葉菜・おからまでミックスされていて、お湯で戻すだけですぐに生のような状態に戻せます。必要な分だけ使うことができるのも便利。

肝臓のケア方法(2)ストレス対策にはビタミンC

りんご

Africa Studio/shutterstock

 

春の外的、内的な環境の変化によるストレスにはビタミンCがおすすめです。

 

なぜならビタミンCはストレスを感じると通常の何倍も消費されるため。

 

特に肝臓は、解毒するときに活性酸素がたくさんできます。

 

過剰な活性酸素は細胞の老化を早めるので、できるだけ除去したいものですね。

 

そのサポートをビタミンCがしてくれます。

 

上記であげたリンゴは、繊維質もビタミンCも豊富なので、おやつにもおすすめです。

 

腸の健康のために私たちの野菜や果物を少し愛柴に気軽に分けてあげるといいのですが、いざとなると本当にこの食材で大丈夫? と心配になりがち。

 

そんなオーナーさんには、備蓄にも便利な以下のりんご商品がおすすめ。

 

便秘気味の愛柴にはリンゴ酢もおすすめです。少量をごはんに混ぜて与えてください。

 

<与えやすいリンゴの加工品>

  • フリーズドライリンゴ7

    フリーズドライリンゴ7

    特許製法で生のリンゴ7品種の風味と食感を再現。手作りごはんやドライフードのトッピングなどにも、そのままおやつとしても。

  • アップルサイダービネガー

    アップルサイダービネガー

    水溶性の食物繊維であるペクチンや、カリウム、ビタミンC、善玉菌、酵素を豊富に含んだ、健康に良い酢酸度5%のお酢。ごはんや飲み水に混ぜたり、生肉の殺菌にもオススメ。また、オーナーさんもドレッシングやジュースにして摂取できます。

 

まとめ

体に必要な栄養素を作ったり、保存したり、解毒したり…肝臓は働きもの。

 

愛柴のウキウキな春のため、早めに少しずつケアを意識してあげられるといいですね。

 

今回は肝臓に注目しましたが、きちんと栄養を摂ることは健康の基本。

 

ウンチの観察はいつでも忘れないでくださいね。

 

GREEN DOGとは

世界中から厳選してセレクトした愛犬のためのプレミアムペットフード・ケアの専門店。通販店だけでなく、関東・関西に5店舗、実店舗を構えています。

 

専門家がカウンセリングを通して1頭1頭に最適なフードを選んでくれる『ドッグフード専門店 ごはんの窓口 by GREEN DOG』も、東京・吉祥寺に3月20日(金・祝)オープン。

 

フード選びや食事内容に困ったら、お気軽にお問合せください。

GREEN DOG 相談ルーム

https://www.green-dog.com/shop/consult.php

 

執筆者

GREEN DOG

ペットフーディスト

山本 由能

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