2021年4月16日1,849 ビュー View

【プロが教える!元気を育てる柴ごはん】#20 換毛期こそしっかりケアを。アトピー性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎など「皮膚の悩み」解決に役立つ食事

プレミアムペットフード・ケアの専門店『GREEN DOG』でペットフーディストの資格を持つ犬猫の食事のプロ・山本由能さんに、柴犬の食事について教えていただく連載が『プロが教える!元気を育てる柴ごはん』です。今回は、柴犬に多いアトピー性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎といった皮膚の悩みを内側からケアする方法をお伝えします。

 

暖かくなるにつれ愛柴のいるご家庭では抜け毛のモフモフ山がいくつも出来ているのではないでしょうか。

 

柴犬はアトピー性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎といった皮膚の悩みが比較的多い犬種なので、皮膚の健康維持が気になるところだと思います。

 

特に春から夏にかけては、換毛期の抜け毛や大気中のアレルゲン物質など、皮膚を刺激する要因が多い時期。

 

少しでも愛柴にとってストレスの少ない毎日を送ってもらうために、食事で体の内側からのサポートはいかがでしょう。

 

今回は愛柴の皮膚の痒みや脱毛などのトラブルの解決に役立つ食事の工夫についてペットフーディストの山本が説明します。

 

空気中の敵から身体を守る

柴犬

Anastasiia Cherniavskaia/shutterstock

 

排気ガスだけでなく、花粉や黄砂、PM2.5など空気中にはやっかいな物質が増えていますね。

 

私たち人間だって、目が痒くなったり、くしゃみや鼻水が出たり、多くの人が大気の汚染物質で不快な思いをしていますが、これらは愛柴の皮膚にも、場合によってはトラブルをひき起こす物質です。

 

皮膚のは外部からの異物、熱、紫外線などの刺激から守ってくれる大事なバリア機能が備わっていますが、このバリア機能を維持するためには、皮膚に潤いが必要。

 

潤いの少ない皮膚は異物が皮膚の中に入り込みやすく、また痛みの神経も過敏に反応しやすい状態に。

 

乾燥しバリア機能が低下した皮膚に花粉や黄砂などが付着すると、炎症を起こし、それが神経への刺激となり、愛柴には痒みとして感じる原因になります。

 

掻くとその刺激により皮膚表面がさらに荒れるので、掻けば掻くだけ状況が悪化していきます。

 

そのためまずは乾燥対策をし、皮膚のバリア機能をしっかり維持することが重要。

 

柴犬はみっしりと被毛が生えているので見落としがちですが、皮膚が乾燥していると、よく掻くようになったり、脱毛してきたり、フケが出るようになったり、被毛の艶がないなど、見た目の様子にあらわれてきますのでよく観察しましょう。

 

皮膚の乾燥対策では、外側からのケアには、ブラッシングやシャンプーで清潔にした後に保湿ローションなどをつけるといいですよ。

 

内側からのケアは食事でサポートをしていきましょう。

 

皮膚の健康に役立つ食材

柴犬

leungchopan/shutterstock

 

皮膚の健康維持にはバランスの良い栄養素が基本です。まずは主食のフードをしっかり食べさせるようにしましょう。

 

身体の端々にまで栄養を届けるために水分補給と運動をすることも大切。

 

痒みや脱毛など気になる状態であれば、皮膚を作る材料になるものや水分保持に役立つ食材など、皮膚の潤いをサポートする素材をトッピングするといいでしょう。

 

獣医師より食事の制限が指導されている場合でなければ、気軽に試してみませんか。

 

■皮膚の細胞を作るのに必要なもの

ささみ

HelloRF Zcool/shutterstock

 

・タンパク質:ささみ、鶏ムネ肉、白身魚

・ビタミンA:レバー類、かぼちゃ、にんじん、モロヘイヤ、小松菜

 

■皮膚のターンオーバー(生まれ変わり)に必要なもの

煮干し

norikko/shutterstock

 

・亜鉛:牡蠣、レバー類、煮干し、卵黄

 

■皮膚の潤いを保つコラーゲンの合成に必要なもの

赤ピーマン

Bozena Fulawka/shutterstock

 

・ビタミンC:赤ピーマン、ブロッコリー、キウイ

 

《与え方の注意点》

皮膚の細胞を作る良質なタンパク質源(動物性タンパク質)は他にもたくさんありますが、通常、フードをしっかり食べていれば十分な量が摂れています。

 

与え過ぎると皮脂が過剰分泌されるなど、逆に皮膚へのデメリットもありますので注意しましょう。

 

上記のタンパク質源で紹介しました、ささみ、鶏ムネ肉、白身魚は、皮膚の痒みの原因となりやすい動物性脂肪が少なく消化が良いのでおすすめです。

 

鶏ムネ肉は、脂質の高い皮を除いて使用すると良いでしょう。

 

もちろん脂肪だけでなく、食べ過ぎることで痒みの原因となる老廃物が増えたり、栄養バランスが崩れたりする原因になるので注意しましょう。

 

太り気味の子はフードを1~2割減らしたうえでトッピングしてくださいね。

 

家庭でのトッピング調理

スープ,ブレンダー

 

■調理方法

生でも大丈夫な食材もありますが、基本的にはよく火を通して与えましょう。

 

野菜は多めに煮てから冷凍すると便利です(冷凍でも2週間以内に消費しましょう)。 

 

灰汁をすくい取った後、煮汁ごとミキサーにかけると数種類の野菜を満遍なく与えられる“野菜汁”になって便利です。

 

ミキサーにかけない場合も煮汁の中にも栄養素がたくさん流れ出しているので、灰汁以外は一緒に与えるようにしてくださいね。

 

■与える量

一日分の目安量は、肉類(レバー類や牡蠣)は小さじ1杯程度。

 

野菜汁にしたものは大さじ4杯程度、又は野菜の具材大さじ2杯、煮汁大さじ4杯以上を主食にトッピングしてあげるといいでしょう。

 

トッピングにおすすめの商品

柴犬

thirawatana phaisalratana/shutterstock

 

市販の商品は作る手間が無いときに便利です。保存しやすいので、いくつかの種類を用意しておくと違った風味が食べる楽しみを増やしてくれます。

 

中には家庭ではなかなか買い揃えないような食材を使った商品もありますね。

 

何が使われているのか素材欄を一つ一つ確認するのも面白いですよ。

 

中にはバラの花びらが入っているものも! 愛柴に優雅なトッピング、いかがですか。

 

■家庭では揃えられないほどの多種な果物と野菜、ハーブのレシピ

ビタミンAやビタミンC源となるものもたくさん入ってます。

 

▼テラカニス レッドフルーツ&ベジタブル(バラの花びら入りはコチラ)

  • テラカニス レッドフルーツ&ベジタブル

    テラカニス レッドフルーツ&ベジタブル

    ドイツの伝統的なお肉屋さんが作ったホームメイドスタイルのデリカテッセ、テラカニス。「愛犬のために高品質な食材、手作りのやさしさ、おいしさを手軽にご家庭で」をコンセプトに作られています。こちらはカボチャ・ニンジンをはじめとしたザク切り野菜と、赤リンゴやイチゴなどの色とりどりの果物をミックスしたもの。

▼テラカニス グリーンフルーツ&ベジタブル

  • テラカニス グリーンフルーツ&ベジタブル

    テラカニス グリーンフルーツ&ベジタブル

    ズッキーニ・セロリをはじめとしたザク切り野菜と、グリーンアップルなどの果物をミックスしたレトルト。フルーツ&ベジタブルシリーズ3つの中でいちばん野菜そのものの味が味わえるのが特徴です。

▼テラカニス オレンジフルーツ&ベジタブル

  • テラカニス オレンジフルーツ&ベジタブル

    テラカニス オレンジフルーツ&ベジタブル

    カボチャ・ズッキーニをはじめとしたザク切り野菜と、パイナップルやパパイヤなどの色とりどりの果物をミックスしたレトルト。フルーツ&ベジタブルシリーズ3つの中でいちばん食べやすくておいしいと評判。野菜の青臭さが苦手なパートナーにおすすめです。

 

■手軽なタンパク質、亜鉛源におすすめ

牡蠣やレバー類はハードルが高い素材ですが、少量ずつのパックなので使いやすいですよ。

▼ドライオイスター

  • ドライオイスター

    ドライオイスター

    別名“海のミルク”と呼ばれるほど栄養豊富な牡蠣を日本国内の水産会社で乾燥。皮膚・被毛の潤い不足や健康が気になる柴犬に。

▼国産牛レバーのフリーズドライ

  • 国産牛レバーのフリーズドライ

    国産牛レバーのフリーズドライ

    高タンパクで低カロリー、鉄分・ビタミンが豊富で鶏や豚のレバーと比べ嗜好性が高い牛レバーを国内初のフリーズドライ加工に。 レバーは少量でも栄養価が高いので、食欲が落ちている時やシニア犬にもおすすめ。

▼フリーズドライ鶏レバー

  • フリーズドライ鶏レバー

    フリーズドライ鶏レバー

    新鮮な生レバーをフリーズドライにすることで、レバーの旨みや風味はもちろん、栄養をぎゅっと凝縮。手軽に良質のタンパク源を摂ることができます。

まとめ

柴犬

Anastasiia Cherniavskaia/shutterstock

 

大気中の敵をなんとかするのは難しいもの。だからこそ、皮膚の防御力を維持するひと工夫でカユカユのストレスから愛柴を守ってあげましょう。

 

すでに皮膚に痒みの症状が続いている場合は、あせらないことが大切。

 

皮膚細胞の生まれ変わりのサイクルも目安は3週間なので、根気よく続ける必要があります。

 

トッピングがのったおいしい食事を楽しみに待つ愛柴の顔を見ると、きっと続けざるを得なくなりますよ。

 

GREEN DOGとは

世界中から厳選してセレクトした愛犬のためのプレミアムペットフード・ケアの専門店。通販店だけでなく、関東・関西に5店舗、実店舗を構えています。

 

専門家がカウンセリングを通して1頭1頭に最適なフードを選んでくれる『ドッグフード専門店 ごはんの窓口 by GREEN DOG』も、東京・吉祥寺に3月20日(金・祝)オープン。

 

フード選びや食事内容に困ったら、お気軽にお問合せください。

GREEN DOG 相談ルーム

https://www.green-dog.com/shop/consult.php

 

執筆者

GREEN DOG

ペットフーディスト

山本 由能

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