2018年10月5日9,729 ビュー View

災害大国だからこそ。柴犬のために備えたいもの[8選]

先日北海道を襲った震度7の大地震や、未だ停電している地域もあるほど深い爪痕を残した台風21号。台風に地震と、この9月に入ってからだけでも大きな災害が立て続けに起きていますが、振り返ってみれば気象庁が災害レベルと警告を発した夏の異常なまでの暑さや各地で起きるゲリラ豪雨、それに伴う水害と、私たちが柴犬とともに暮らす日本は災害大国と言っても過言ではありません。いつ、どこで、誰がどんな災害に遭遇するか分からないからこそ、きっちり備えておく必要があるのではないでしょうか。もちろん、備えていれば100%安心というわけではないものの、備えを怠ると身に降りかかる危険や困難が増すことは確実。いざという時に我が子の健康と命を守るためにも、災害が多い今こそ、改めて「我が家の備え」を見直し強化すべき時なのです。

お役立ちグッズで柴犬をフォロー

柴犬,災害

MitchyPQ/shutterstock

人間用には避難リュックや災害袋を用意していても、柴犬のためにどれだけの災害グッズを用意していますか?フードやトイレシートを多めに買い置きしておくなどの準備以外にも、これがあると便利!という様々なアイテムを、先日大阪にて台風21号に遭ったライターが体験を元にリストアップしました。

 

 

[1]保冷剤とクーラーボックス

寒い時期なら熱中症の心配は少なくても、蒸し暑さの残る時期や夏場に災害が発生した場合、まず対策すべきは柴犬の熱中症をいかに防ぐかということ。災害時にはライフラインが一時ストップすることも多いため、エアコンに頼れない環境に身を置くことになります。そのため、冷凍庫には常にある程度の量の保冷座をストックしておき、停電になった場合はまずそれらをクーラーボックスに移して柴犬のクールダウンに活用しましょう。保冷剤はクールスヌードやクールエプロン以外にも、手拭いに数個並べて包めば即席のクールマフラーが作れます。逆に真冬など寒い季節の場合は、薄手のハーフブランケットを1枚入れておきましょう。柴犬の体を包んだり寝床がわりにもできるので重宝します。

  • YETI®クーラーズ(35qt Tan YT35T)

    YETI®クーラーズ(35qt Tan YT35T)

    圧力注入された分厚い5cmのインスレーションと密閉性の高いシステムにより保冷力を高め、他社製品を寄せ付けない高い性能を発揮。

    サイズ:外寸50.8×34.1×36.8cm、内寸35.2×23.4×26.3cm
    容量:19.6ℓ
    重量:7.25kg

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[2]現金

え、なんでキャッシュ?と思った方もおられるかもしれませんが、もし停電した場合、仮にお店が開いていても電力を用いる機器を使って決済するレジやクレジットカードのシステムがストップします。最近利用者が多いApple Payなどの電子マネー類も、停電時は読み取り機器が作動せず使用できなくなり、現金を引き出そうにもATMだって動きません。実際に台風21号の時には店頭で水や食料を販売するコンビニもありましたが、いずれも店内レジが停電で使えなかったために決済は現金のみでした。非常時に柴犬のためのお水やフードを買いたくても、現金でしか売ってくれないという場合も起こり得ます。管理のしやすさから電子マネーやカードで日々のお買い物をする人は増えていますが、こういう場合のことも考えてある程度の現金は常に手元に置いておいてくださいね。

 

 

[3]ドッグブーツやシューズ

災害後の街には、倒壊した建物の瓦礫やガラスの破片など危険なものでいっぱい!避難時や災害後のお散歩時には、柴犬が肉球をそれら危険物で傷つけないように足をガードするドッグ用シューズが役立ちます。とはいえ、いきなり履かせても慣れない感覚に歩くのを嫌がる柴犬も多いため、普段からシューズを履いてお散歩する練習をして置くと安心です。

  • マッドモンスターズ(2個入)

    マッドモンスターズ(2個入)

    素材:[アッパー]ナイロン、[ソール]再生ゴム 
    カラー:ブルー、オレンジ 

 

[4]フードとお薬

愛柴犬のためのフードを買い置きして置くのは基本ですが、いざという時にすぐに持ち出せるように最低3日分程度は避難袋に入れておくことをお勧めします。もし避難所での生活になった場合、人間の食料は用意されてもペットの食料は後回しになることが多く、仮にペットフードがあったとしてもその種類までは選べません。もしあなたの柴犬が療養食など特殊なフードを食べている場合には、そのフードを必ず多めに持ち出すようにしましょう。また、ペットの医薬品も手に入りにくくなるので、フードと同じく薬のストックも必須。ちなみにウエットフードの場合、缶入りのものよりも軽量でかさばらないパウチタイプが便利です。

 

 

[5]ペットカートやリュック

災害時には自宅にとどまって生活できるとは限らず、愛しの柴犬と一緒に避難を強いられることになる可能性もあります。そんな時には速やかかつ安全に避難場所へ行けるよう、ペットカートや柴犬を背中に背負えるペット運搬用のリュックが役立つでしょう。カートの場合は即席のペットハウスにもなるため、柴犬にとって安心できる空間を確保することもできます。また、もしタワーマンションなどの高層階に住んでいる場合、停電の際にはエレベーターが停止するので相棒を抱えて階段で地上まで降りなければなりません。そんな時にガッチリ体型の柴犬を抱っこしながら他の避難グッズも運ぶのは超困難!そういったことも想定して、安全に相棒を運べる手段を確保することが大切です。

  • AirBuggy for Pet(ドーム2 スタンダードモデル M)

    AirBuggy for Pet(ドーム2 スタンダードモデル M)

    本体サイズ (幅X奥行X高さ) :57×92×99cm
    本体重量:12250g
    サイズ:Mサイズ
    推奨最高体重:15 Kg

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[6]迷子札

これは災害時に限らず、普段から常に柴犬につけておきたいペットの必需品。災害時は大きな音や揺れなどに驚いて逃げ出すペットも多く、その後ペットと無事に再会できる確率は迷子札の有無によって大きく左右されます。体内にマイクロチップを埋め込んでいる柴犬もたくさんいますが、災害時にはマイクロチップを読み取る機器も不足するため、ひと目で飼い主の名前と連絡先がわかるアナログな迷子札も必ず併用しましょう。

  • [クチタプ]カプセル型IDカプセル

    [クチタプ]カプセル型IDカプセル

    耐水性のメモを入れて使うIDカプセル。名前や電話番号だけでなく、アレルギーや病気について記入しておくと安心。

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[7]おもちゃ

普段とは異なる環境に置かれる災害時はお散歩などもままならず、柴犬にとってもストレスが溜まりやすくなります。そんな時には気を紛らわせられるおもちゃを与え、少しでもストレスが発散できるように工夫を。ただし、避難所で生活している場合には音が出るおもちゃは周囲の迷惑となることがあるので、音が出ないタイプを選んでくださいね。

  • LaRooドッグおもちゃ

    LaRooドッグおもちゃ

    噛む、投げる、引っ張るなどさまざまな用途で遊べる。高品質のEVA素材で作られているので犬の口や手にも優しい。

    サイズ:直径17cm(小中型犬対応)

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[8]軟水のミネラルウォーター

災害時に備えるグッズに欠かせないミネラルウォーターですが、水道がストップした場合には愛柴犬も同じくミネラルウォーターを飲むことになります。この時に気をつけたいのは、ミネラルウォーターに含まれるマグネシウムやカルシウムで、これらのミネラル成分をとり続けるとその成分が体内に蓄積し、尿結石や尿結症になるリスクがあるのです。こういったミネラル成分は硬水や中硬水に多く含まれるため、ストックしておくミネラルウォーターは軟水を選ぶのがお約束。なお、ミネラルウォーターにはミネラルの含有量や成分が記されているので、買う際に成分をチェックすればどの銘柄が軟水なのかが分かります。ちなみに、水の硬度は水中のカルシウムとマグネシウムの量で計算されており、軟水はカルシウムとマグネシウムの量が0から60mk未満のものを指します。

  •  アクティア 超軟水(2L×6本)

    アクティア 超軟水(2L×6本)

    からだにやさしい超軟水。 岐阜養老山系の清くおいしい天然水。

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おわりに

もちろん、上記に挙げたものはほんの一例で、実際にはこれらに加えて飼い主である私たちのための備えも必要です。特にライフラインがストップした場合には、どれだけ備えをしているかで被災時の暮らしやすさが変わります。また、最近はペット用の防災セットなども市販されているので、そういったものも取り入れてもしもの時に備えてくださいね。

 

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