2018年11月14日6,525 ビュー View

【新連載】“見る柴”マニア・野村高文の柴犬見聞録[vol.1]〜ぼくの目は柴犬を見ている〜

“見る柴”マニア・野村高文氏がおくる連載がスタート。

柴犬が大好きでありながら、ライフスタイル上、今は共に暮らせない野村氏。 そんな彼は、日々Twitterを通して柴犬たちを追いかけています。

柴犬と暮らしていない柴犬マニアだってたくさんいる…そんな思いで彼自身が生み出した「見る柴」という言葉。

さぁ、見る柴マニアの野村高文氏が、柴犬への熱い思いを語っていきます。

 

今回は、記念すべきvol.1!

この記事のタイトルとURLをコピー

“見る柴”マニア・野村高文の柴犬見聞録[vol.1]〜ぼくの目は柴犬を見ている〜

見る柴マニア

Seregraff/shutterstock

柴犬、いいですよね。

 

賢さとアホさが絶妙に同居した表情、忠誠心が強いけど嫌なときはテコでも動かない性格、クルンと巻かれた尻尾とプリッとしたお尻、バランスの取れたフォルム、クロワッサンのような毛色…。ごはんを食べて満腹になり、スヤスヤと寝ている様子や、道の匂いを嗅ぎながら散歩している様子を見ると、こちらも幸せな気分になってきます。

 

申し遅れました。私は編集者の野村高文と申します。普段は「NewsPicks」という経済メディアに所属し、経済やビジネスの企画を担当しています。取材相手も経営者や学識者といった、いわゆる硬派な方々が多く、普段は私自身も真面目な記事を書いています。

 

そんな私ですが、大の柴犬好きです。仕事中に画像検索して、柴犬の生態に思いを馳せることもしばしば。ツイッターも、最近では仕事の関係者をフォローするようになりましたが、長らく人間よりも多くの柴犬をフォローしていたほどです。

 

(ちなみに20代目豆助にフォローバックされたときは、大いにテンションが上がり、思わず知人にスクリーンショットを転送してしまいました。呆れられました)

 

ここまで書くと「そこまで好きなら、きっと飼っているにちがいない」と思われるかもしれません。すいません。実は飼っているわけではないんです。

 

私は地方から東京に出てきた身。賃貸のマンション住まいで、しかも共働き。仕事柄移動も多く、将来は東京を離れることもあるかもしれず、どうしても腰を据えて柴犬を飼える環境ではありません。

 

でも、柴犬への思いと、柴犬にかけるエネルギーは、誰にも負けません。「柴犬を飼っていない柴犬ファン」もいてもいいのではないか。むしろ柴犬を飼っていないからこそ、味わえる楽しさもあるのではないか。そんなことから今回、筆をとった次第です。

見る柴マニア

Seregraff/shutterstock

さて、鉄道ファンの世界には、楽しみ方に応じてさまざまなカテゴリがあります。車両の写真を撮るのが好きな人は「撮り鉄」、ローカル路線に乗って旅行するのが好きな人は「乗り鉄」です。

 

私の友人は、発車するときのモーター音にロマンを感じるらしく、自身を「音鉄」と名乗っています(「京急電鉄の、下から上にあがっていく音階が好き」と言っていました。ちょっとマニアックすぎて理解できません)。

 

将棋の世界も、長らくは「将棋ファン=将棋を指す人」だと考えられてきました。しかし『3月のライオン』などの作品のヒットや、藤井聡太棋士の大ブレイクにより、自分は指さないけど、対局する棋士を観るのは好きという、「観る将」が増加してきました。

 

最近では棋士の対局中の食事に注目する「食べ将」というファンも現れています。(「将棋めし」という作品もあるほどです)

 

これらと同じく柴犬の世界にも、実際の飼い主さん、つまり「飼い柴」がいるとすれば、見て楽しむ「見る柴」がいてもいいのではないか、と私は思うのです。

 

書店店頭を見渡すと、柴犬を取り上げる雑誌は、だいたいが飼い主さんをターゲットにしています。そりゃそうですよね。日本全国で飼われている犬の数は892万頭(「2017年全国犬猫飼育実態調査」)。そのうち6〜7%が柴犬だとして(アニコム損保「人気犬種ランキング」)、全国には50〜60万頭の柴犬がいると推定されます。

 

結構な数ですよね。そうした母数の多い集団をターゲットにするのは、ある意味メディアとしては当たり前なわけです。

 

(ちなみにこの推定は本当に「ざっくり」です。会社のレポートに載せると「粗すぎる」と怒られますので、気をつけてくださいね)

 

しかしその裏で、飼ってはいないけど見て楽しむ「見る柴」も、結構な数がいるのではないかと思うんです。なんせ、柴犬界一のインフルエンサー「柴犬まる」のInstagramは、フォロワー数が250万人です。日本にいる柴犬の数を超えています。それだけ多くの人が、実は柴犬に興味を持っているのです。

見る柴マニア

TOM KAROLA/shutterstock

ちなみに「見る柴」は、「飼い柴」のみなさんをリスペクトしています。なんせ、「飼い柴」のみなさんが愛情かけて柴犬の世話をし、写真をSNSにアップしてくれなければ、「見る柴」は柴犬に接する機会がないのですから。

 

だからお願いです。「見る柴」に対して「飼わずに柴犬を語るとは片腹痛い」なんて思わないでください。そして、愛情かけて育てた我が子に、「見る柴」が近づいてきたら、少しだけ触らせてやってください。

 

さてこのコラムでは「見る柴」ならでは柴犬の接し方や、柴犬を見る上での「あるある」を書いていきます。少しでも「僕も見る柴」「私も見る柴」という方が現れてくれれば、こんなに嬉しいことはありません。よろしくお願いいたします。

 

野村高文 プロフィール

見る柴マニア

NewsPicks編集部エディター/NewsPicksアカデミアプロジェクトマネージャー。愛知県出身。PHP研究所Voice編集部、ボストン コンサルティング グループ(BCG)を経て現職。

プロ野球と柴犬が好き。

 

いいなと思ったらシェア

この記事のタイトルとURLをコピー

おすすめ記事