2022年1月12日8,962 ビュー View

【取材】最年長は16歳!8頭の多頭飼い柴ファミリー、健康長寿揃いの理由は「若い頃からの予防ケア」と犬らしい生活 #20ごま、さくら、ひめ

平均寿命が12〜15歳と言われる柴犬。そこで我らが『柴犬ライフ』では、12歳を超えてもなお元気な柴犬を、憧れと敬意を込めて“レジェンド柴”と呼んでいます。そんなレジェンド柴たちのライフスタイルや食生活などにフォーカスし、その元気の秘訣や、老犬と暮らす上で大切だと思うことを、オーナーさんに語っていただくこの特集。

今回登場してくれたのは柴犬8頭という大家族ファミリーの年長組3頭。上から16歳のごま、15歳のさくら、12歳のひめの姉妹。柴らしい距離感を保ちつつも互いに支えあうその姿は、理想的なハイシニアライフなのかもしれません。

 

ごまちゃんのプロフィール

柴犬

年齢&性別

16歳の女の子(2005年8月生まれ)

体重 

7kg(若い頃は8kg) 

好きなこと 

散歩、おウチの警備。常に廊下から外を見ていて性格は神経質で番犬気質。

既往歴

・10歳の時に前足左脇の下にできた肥満細胞腫の除去手術

・8歳で慢性関節炎と診断。しかし現在も自ら歩いている。

 

さくらちゃんのプロフィール

柴犬

年齢&性別

15歳の女の子(2006年7月生まれ)

体重 

6.5kg(若い頃は7.8kg)

好きなこと 

庭でぼんやり過ごすこと。

既往歴

・2歳頃に馬尾症候群の疑い。投薬治療で対処して状態は安定。

・2021年に甲状腺機能低下と診断。

・2021年11月28日に前庭疾患に似た症状を発症。眼振が止まっても症状が改善されないため、脳幹に問題がある可能性。両後ろ足にも麻痺が出る。

 

ひめちゃんのプロフィール

柴犬

年齢&性別

12歳の女の子 2009年5月生まれ

体重 

11.0kg(若い頃は8kg) 

好きなこと  

お散歩

既往歴

・2021年5月に股関節脱臼で手術。

 

DHAを豊富に含む魚を普段のおやつやご飯にプラス

柴犬

 

多頭飼いオーナーさんが増えたとはいえ、さすがに柴犬ばかり8頭というのはかなりのインパクト。

 

しかもそのうち3頭がレジェンド年齢で、つい先日後ろ足が不自由になったさくらちゃんを除けば、みんな自らしっかりと歩く健康長寿揃いの鈴木さんファミリー。

 

最高齢のごまちゃんだけは、最近になって狭いところに入りたがるようになり、認知症の症状らしきものが出てきましたが、他のレジェンド達は認知症の症状もありません。

 

これは、若い頃から将来を見据えたケアをしていた賜物(たまもの)なのだそう。

 

「柴が痴呆症になりやすいのは知っていたので、若い頃からご飯やおやつにDHAやEPAが豊富な魚をふんだんに取り入れてきました。

 

マグロの血合いやアラを中心に、サーモンオイルやオメガ3脂肪酸も積極的に食べさせるように。

 

食が体を作るので、ずっと食事は大切にしていましたね」(鈴木さん=以下「」内同)。

 

柴犬

 

普段与えているフードは、基本は8柴とも同じ食事内容だそう。

 

「ごまは皮膚が弱いのでフードジプシーをした時期もあり、完全手作り食に挑戦したことも。

 

試行錯誤を経て今は『セレクトバランス』というフードをメインに、魚主体の『フィッシュ4ドッグ』というフードを混ぜ、さらに肉や魚、野菜などをトッピングしています。

 

ただ8頭いるとその時々でみんな皮膚状態などが異なるため、様子を見ながらその子に合わせたフードを選ぶようにしていますね」。

 

柴犬

 

シニアチームにはサプリメントも取り入れており、低分子コラーゲントリペプチドの『犬潤』というサプリは、なんとママさんも一緒に飲んでいるとのこと。

 

「他にもエゴマパウダー、乳酸菌生産物質のペッツメルトを足すことも」。

 

また自宅でシャンプーをするときに、皮膚の色や状態を細かくチェック。

気になることがあればすぐに獣医師へ行くようにもしているそう。

 

日々の食事と、こまめな体調チェックという基本の健康管理を重視しているからこそ、3頭とも長寿なんですね。

 

犬らしく過ごすこと。これが何よりの長寿ケア

柴犬

 

ママさんのこだわりはライフスタイルにもあります。

 

本来犬は群れで生活する生き物。そのため大切にしているのが、犬が犬らしく、犬同士の中で過ごすことだと語るママさん。

 

8頭という大家族で暮らすこの環境こそが、長生きにつながっているのかもと分析されていました。

 

「“8頭って大変だろう”と言われますが、シニアは若い子から刺激をもらい、若い子は上の子から多くのことを教わっている様子。

 

自然と犬同士に上下関係や絆ができているため、大変さは感じません。

 

この子たちにとって、群れで暮らすという犬の本能が満たされ、孤独というストレスがないこと、常に遊び相手がいて刺激があるこの環境が、良い方に作用しているんじゃないかな」。

 

柴犬

 

日々の自宅での刺激はもちろん、時にはみんなで遠足に出かけることも。

 

「ドッグカフェやドッグランに行ったりもします。

 

これはもしかしたら私に付き合ってくれているのかもしれませんが、時には非日常な体験も楽しんでもらいたいですね」。

 

我が子の専門家は飼い主だけ! 違和感を見逃さないこと

柴犬と家族

 

定期検診などはしていないものの、日々愛犬たちを見ていて、何か違和感を感じたらすぐに病院へ連れて行くそう。

 

ささいな行動の違いに気がつくのはオーナーだけだということを常に意識しているんだそう。

 

「かかりつけはありますが、症状に合わせていくつかの病院を使い分けています。

 

病院選びは先生とのフィーリングを重視し、説明がわかりやすく聞いたことに対しきちんと答えてくれるかがポイント。

 

我が家の場合、例えば感染するような病気だと1頭がかかると他の子にうつることもあるので、念の為お薬も多めにもらっておきます」。

 

柴犬

 

ちなみにお散歩はみんなで行くのがお約束。8頭でのお散歩は、さぞ大変かと思いきや...

 

「誰かが特に引っ張ったり異なる方向へ行くこともありません。

 

公園に着いたら、全員順番に伸縮リードに変えています。

 

先日さくらもカートに乗せて連れて行った時は、一番ヤンチャな末っ子もカートの横をゆっくりと歩いていたのには驚きました。

 

人間が言う前に犬同士で色々分かっているんだと実感した瞬間です」。

 

柴犬

 

そんなさくらちゃんですが、なんと今では自分の足で歩き、ごはんやお水も自力で取るようになるまで回復したそう。

 

この力強い生命力は、ママさんの語るように、8頭という群れで暮らすことがプラスに働いているのかもしれませんね。

 

たくさんの柴と過ごすことが何より楽しい。みんな性格が違って個性があるのを眺めているのだけでも幸せだと語るママさん。

 

彼らに特別何かは望まず、「この子たちが自然に元気で、楽しくその日その日を過ごしてくれることが一番の願い」なのだそう。

 

最後に、「普通の日々を積み重ねながら、その子たちらしく寿命を全うしてくれるのが何よりの目標です」と教えてくれました。

 

柴犬

 

取材・文/ 横田愛子

 

★「#レジェンド柴」で投稿お待ちしています!

柴犬ライフでは、取材にご協力頂けるとレジェンド柴を探しております!

12歳を超えた柴たちは、「#レジェンド柴」をつけてInstagramに投稿してみてくださいね。

編集部から取材のお声がけをさせて頂くかも!?

 

 

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