2021年5月16日8,950 ビュー View

世界でいちばん大切な柴犬が、アレルギーに立ち向かう物語【Ta-Taってなんだ?】

「柴犬は丈夫で、病気にもなりにくい犬種である」。

まことしやかに囁かれるこの文言ですが、ほんとうにそうでしょうか?

もちろん、犬種としての完成度がとてつもなく高い柴犬だから、そういった側面はあります。

でも、いざそれぞれの個体を見ていくと、丈夫で病気にもなりにくい、とは言えないような気もするのです。

実際に「病気にならない」などということはないし、飼い主はそのためにやるべきことがある。

今回は、柴犬に関わる方たちすべてに読んで欲しい、ある柴犬とその家族のお話。

ご本人からのレポートは、愛情たっぷりで示唆に富んだ物語でした。

 

※文章はご本人の了承を得て編集しています
※画像はすべてイメージです
※この記事は個人の感想であり、効果・効能を示すものではありません

圧倒的に柴犬に多い、アレルギー性皮膚炎と外耳炎

柴犬,Ta-Ta

Akbudak Rimmashuttersto/Shutterstock

 

柴犬ライフ編集部のみなさま、こんにちは。

 

わたしは柴犬をこよなく愛する読者のひとりです。

 

お伝したいことがあって、このようなお手紙を書いています。

 

柴犬はアレルギー疾患が多いと聞きました。

 

以前、動物病院で柴犬のアレルギーについての質問をしたことがあります。「アレルギー性皮膚炎はなぜ起こるのですか?」と。

 

先生はゆっくりと話しはじめました。

 

「アレルギー性皮膚炎は遺伝的な背景がある病気ですから、素因を持っていることで発症します。柴犬は非常にアレルギーの多い犬種です」

 

うちの子は、アレルギー性皮膚炎とそれに付随した外耳炎を患っています。とても痒そうなときもあって、思わず先生のお話に身を乗り出してしまいました。

 

「最近アレルギー性皮膚炎が増えている傾向がありますが、背景としてドッグフードやおやつなどの種類が増えたこと、室内飼育でハウスダストなどのアレルゲンに触れる機会が増えたことなどが挙げられますね」

 

なるほど…では、完治させることは可能なのでしょうか?

 

「残念ながら、アレルギー皮膚炎は一度発症してしまうと生涯にわたって、付き合っていくことになります」

 

わたしはがくぜんとしました。

 

体質改善を目指すために

柴犬,Ta-Ta

Trybex/shutterstock

 

アレルギー性皮膚炎は一度発症してしまうと、完治しない。

 

では、だましだまし付き合っていくしかないのでしょうか…?

 

「いいえ、アレルギー体質を改善させる方法はいくつもあります。目指すのは、体質改善なのです。治療法としては減感作療法、インターフェロン療法などの免疫療法が考えられます」

 

体質改善を目指す。

 

まずは治療して、良い状態をキープしていく、ということでしょうか。

 

「そのとおりです。『健康』とはなにか、どういう状態のことを言うのか、きっとこの子が教えてくれます」

 

治療が終わったら、次のステップ

柴犬,Ta-Ta

Alina Kay/shutterstock

 

先生は、わたしの隣にいる愛柴の頭を撫で、話を続けます。

 

「まずは、薬を使って治療する。そこから健康維持のためになにができるか、考えていきましょう」

 

わたしはうなずきながら、治療方法を確認し、薬の副作用のことを聞き、少し不安になりながらも、愛柴のために病院に通うことになりました。

 

「その上で、飼い主さんができることはたくさんあります。食事に気を使ったり、適切な運動を心がけて、ストレス軽減を目指したり。柴犬は性格的に神経質なところがあるので、その部分を飼い主さんがケアしてあげることが大切です」

柴犬,Ta-Ta,サプリ

Lighthunter/shutterstock

 

 

先生はそう言って、にっこりしました。

 

それから思い出したように、そうだ、とつぶやきます。

 

「近い将来、この子が体質改善を果たしたら、次のステップが必要です。これは治療ではありません」

 

次の、ステップ。

 

「そうです。次は健康の『維持』を目指すのです。たとえばサプリメント」

 

病気が『寛解』するということ

柴犬,Ta-Ta

AlyssaRich/shutterstock

 

治療をつづけながら、病気の症状がほぼ消失した状態のことを『寛解(かんかい)』というのだそうです。

 

完治したわけではありません。再発する可能性もあるという状態。

 

でも、愛柴にとっては、現在自分はそんな状態なんだ、なんていうのは関係ない。

 

いま痒くてつらいかどうか、で言えばつらくないわけで、それがすべて。

 

だったらそれでいい、とわたしは思うようになったのです。

 

寛解上等、愛柴のためにさらに努力するだけ。

 

アレルギー性皮膚炎と外耳炎の本格的な治療をはじめてから1年。

 

「次のステップは、健康の『維持』を目指すのです」

 

という獣医師の言葉を、わたしは信じました。

 

そこから調べに調べ、たどりついたサプリメントが『Ta-Ta(タータ)』。

 

柴犬,Ta-Ta,愛犬

 

これはどんなサプリかというと、コラーゲンサプリです。

 

「コラーゲンは、骨、軟骨、靭帯、筋肉、爪、皮膚、毛、内臓など、 非必須アミノ酸を材料としている部位の健康維持をサポートするのにとても役立つ」

 

そんなことを聞きかじっていたわたしは、紆余曲折ありながらも、ようやくたどり着いた気がしたのです。

 

予感がした、と言ってもいいかもしれません。

健康維持という言葉

柴犬,Ta-Ta

stmkit/Shutterstock

 

結果から言えば、アレルギー性皮膚炎と外耳炎が寛解したのは、もちろん動物病院での治療であり、「アポキル」などの薬の効果だったのは間違いないでしょう。

 

でも、わたしはストレスを解放してあげるために、愛柴がよろこぶような遊びや運動を日々のルーティンとして取り入れ、食事にも気を使い、たっぷり水分補給をさせ、シャンプーや保湿、ベッドやケージなど、犬にとって快適であろう環境を整えることに精を出しました。

 

そして『Ta-Ta(タータ)』との出会い。

 

愛柴はさらさらっと『Ta-Ta(タータ)』の粉末をプレミアムフードの上からかけてあげると、よろこんで食べてくれます。

 

この1年間、ずっとそうです。とてもうれしそうに平らげてくれるのです(サプリなのに美味しいふりかけだと思っているのかも)。

 

AkaneHY/shutterstock

 

健康維持、という言葉。それはきちんとした環境を整えることで実感できる言葉なんだな、と思います。

 

『Ta-Ta(タータ)』を愛柴に与えることで、その環境は整う。

 

いまとなっては、そんな気がするんです。

 

まるでお守りのような存在になっているのかも。

 

サプリがお守りだなんて、ちょっとおかしな話ですけど、『Ta-Ta(タータ)』をごはんに振りかけることで、なにか「よいもの」が完成する、そんな感じです。

 

そしてそれは、わたしと愛柴を守ってくれる『環境』になるのです。

 

世界でいちばん大切な柴犬

柴犬,Ta-Ta

OlesyaNickolaeva/shutterstock

 

アレルギー性皮膚炎は一度発症してしまうと、完治しない。

 

その言葉自体はショックでしたが、柴犬がその病気の好発犬種である以上、避けられないことではあったのかもしれません。

 

そしていま、愛柴はとても元気です。

 

この状態をずっと維持できているのは、ほんとうにうれしい。

 

副作用のあるような薬を一生涯与えることは避けたい。でも、サプリなら毎日、飲ませられるのではないか。

 

木を見て森を見ず、にならないようにしなければなりません。

 

柴犬,Ta-Ta

Trybex/shutterstock

 

あらためて思うのです。

 

わたしにとって世界でいちばん大切な柴犬が、快適に、犬らしく幸せに過ごせるように、飼い主はなにかアクションを起こすべきだって。

 

そしてわたしにとって、いまアクティブなのは、間違いなく『Ta-Ta(タータ)』なんです。

 

続けなきゃわからない。逆に、続けたら絶対にわかる。

 

思わず謎めいた言い方をしてしまいそうになるくらい、わたしは愛柴に感情移入しているのかもしれません。

 

でも、柴犬飼いのあなたにならわかってもらえるはず。

 

予感がする。これからの未来に寄与する予感。

 

どうかその感覚を信じてみてください。

 

だってきっと、寛解もサプリも、病気さえも、人生の縁なのですから。

 

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