2021年8月28日20,388 ビュー View

【インタビュー】『柴犬は世界に誇れます!』カナダ在住の現役男性CAの興味深すぎる柴犬ライフとはーRyucrew

Ryucrew(リュークルー)さんは、カナダのバンクーバーで「柴犬ライフ」をおくる、現役の男性客室乗務員(以下CA)。本業のかたわらでYOUTUBERとしても活動し、現地の情報や愛柴「ゆず」との生活を動画で公開しています。

およそ1年前にYouTubeをスタートし、登録者数は右肩上がり。そんな人気急上昇中のRyucrewさんは果たしてどのように愛柴・ゆずと出会い、カナダでどんな柴犬ライフをおくっているのでしょうか。日本とは異なる興味深い内容が続々です!

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「大きくなったら柴犬と暮らしたい」生まれ育った大阪での影響。

ーー数ある犬種の中で、なぜ「柴犬」だったのでしょうか。

Ryucrew:

わたしの実家は大阪なんですけど、当時一緒に暮らしていた母と祖母がワンちゃんが大好きやったんですね。

 

でもうちは母子家庭で、母も働きに出ていたのでワンちゃんをしっかりお世話できる環境じゃなくって。

 

とくに母はワンちゃんが好きすぎるあまり「うちの環境で迎えたらかわいそう。だから飼えない」ってずっと言ってて。

 

小さい頃からワンちゃんの可愛さをずっと聞いていたのと、実家の2軒隣の方が拾ってきた雑種の子を飼っていて。

 

その子がわたしの人生で初めて接したワンちゃんやったんですけど、見た目がシンプルで柴犬に似ていたんですよ。

 

それもあって、小さい頃からずっと「大きくなったら柴犬と暮らしたい」と思っていました。

 

大人になってカナダに移民して落ち着いた頃に、ようやく夢やった柴犬を迎えたという感じですね。

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YouTubeの視聴者からは「ゆず師匠」の呼び名で親しまれている。

ーーRyucrewさんのパートナーさんはカナダ人ですよね。大型犬が主流のカナダで「中型犬」を迎えることについて、揉めたりしなかったですか!?

Ryucrew:

揉めるってことはなかったですね。でもパートナーは最初、メキシコ産まれやったかな…ヘアレスドッグのめずらしいワンちゃんを希望してて(笑)。

 

でもワンちゃんを迎えるってなって、ブリーダーさんのサイトで柴犬の写真を見てたら、パートナーも「柴犬かわいい、柴犬がいい」って言い出したんですよ。

 

最終的にわたしより柴犬を好きになってて、ようやく魅力に気づいたか、という感じでしたね(笑)。

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ゆず師匠、究極のリラックス体勢。

 

ペットショップの生体販売NG。カナダで柴犬と出会うには!?

ーー日本ではまだペットショップの生体販売が現実としてあるじゃないですか…。欧米ではブリーダーさんから迎えるのが主流だと思いますが、どんなフローになるのでしょうか。

Ryucrew:

まずインターネットでブリーダーさんの情報を探すんです。柴犬やったら柴犬のブリーダーさんを中心に。

 

わたしたちの場合だけかもしれないですけど、ネット上で選ぶというより、まずはブリーダーさんに直接会いに行くんですよ。

 

そこで今いる子犬たちを見せてくれて。その中から自分たちが好きな子を選ぶという感じです。

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子犬期のゆず師匠。あどけない顔が愛しい。

 

子犬のゆずは、とびきりジェントルだった!

ーーなかでも、ゆずちゃんを選んだ決め手はなんだったのでしょう!?

Ryucrew:

もうね、どの子もみんな可愛かったんですけどね。いろんなワンちゃんと接するなかで、ゆずが一番アプローチの仕方がジェントルやったんですよ。

 

今はワチャワチャしてますけど、当時はなんか紳士的に見えたんですよね。

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“まだ”ジェントルだった子犬期のゆず師匠。

ブリーダーさんに「この子がいいです」と伝えたら、「女の子やで」って言われて。

 

どっちでもよかったんで「そうですか」っていう感じでいたら、後々「ごめん男の子やったわ」って。

 

そんなん見たらわかるやんって思ったんですけど(笑)。

 

ーーそのラフな感じも欧米らしいといえば、らしいんですかね(笑)。ちなみに名前の由来はなんでしょう。

Ryucrew:

わたしもパートナーも「ゆず茶」が好きやったというシンプルな理由です。あとは、絶対に日本的な「和」の名前がよかったんですよね。

 

ゆずを通して日本を感じたかったので。

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カナダの冬はとびきり寒い。

 

あとは毛色がゆずっぽいという強引な理由も付け加えておきます、ぜんぜんそんな色ちゃいますけど(笑)

 

ゆずは小さいおっさん!そう考えると…

ーーYouTubeを拝見していると、本当にゆずちゃんのことを理解されているなと感じます。洋服は苦手だから写真用に5分だけ! とか。

Ryucrew:

そんな良いように言っていただいてほんまに…。わたしはゆずのことを「小さいおっさん」やと思ってるんです。

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「小さいおっさん」も納得の一枚。

 

動画でもゆずにアテレコしていますけど、もうあのまんまのイメージなんですよ。

 

今6歳ですけど、人間に当てはめたらわたしよりも年上なんで。年齢を重ねるとカワイイ服とか着るのもイヤやろなって。ほんまそれだけです。

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日本の一時帰国でおみやげに買った袴を着て。

 

ーーおもちゃについても“ゆず好み”を熟知してらっしゃるじゃないですか。「ペットショップが高い」という理由で100円ショップで大量に買ってるのは爆笑しましたけど(笑)。

Ryucrew:

(笑)。じつはあんまりクオリティーが変わらないんですよね。なんとなく高い方が長持ちする気はしますけど。

 

おもちゃも、できるだけ壊されないものを選んでるだけですよ。やっぱり綿が入ったおもちゃはすぐに破られますし、飲み込んだら危ないですしね。

 

最終的に面白味のないものになってしまいますけど、ひとりで遊んだり、いっしょに遊んだり、なんだかんだ気に入ってくれてるみたいです。

 

CAという職業。パートナーとのバランスとは?

ーーちなみにゆずちゃんの面倒は、Ryucrewさんとパートナーさん主にどちらが見ているのでしょう。

Ryucrew:

そうですね、ちょうど半々くらいやと思います。CAという仕事は、長いときは5日間自宅をあけることもありますけど、そういうときは1週間休みがつづくこともあるんですね。

 

わたしが不在のときは100%パートナーが見ていますし、休みのときはわたしが見ますし。

 

ふたりがいるときだと、朝のお散歩はパートナー、昼と夜はわたしが行くのがルーティンになってますね。そう考えると半々かなと思います。

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今はご時世的にパートナーもフルリモートでずっと自宅にいるので、ゆずも嬉しいやろうなと思います。

 

ーーRyucrewさんは感染症の影響で約1年半CAを休業されていて、つい最近フライトに復帰されたんですよね。
毎日ゆずちゃんといる生活がつづいたなかで、復帰したときの反応はどうでした?

Ryucrew:

飼い主の勝手な解釈かもしれませんけど、ゆずはわたしのキャリーケースを見て「仕事だ」って判断しているみたいなんです。

 

最近フライトに復帰したばかりなんですけど、荷造りをしていたら、ゆずも何か感じたみたいで。「行かないで〜」って暴れたりはしないんですが、退屈そうな顔をしていましたね。

 

休業中に一時日本に帰国したときも、キャリーケースを見て「行くんだ…」と察したようでした。

 

ーードッグオーナーなら皆さん経験されていると思いますが、その瞬間てなかなか辛いものがありますよね。

Ryucrew:

そうですね、すべて受け取ってしまうと罪悪感が出てしまうので、できるだけポジティブに接するようにはしていますね。

 

「あんたの好きなもん買ってきてやんで〜」って元気に声をかけたりして。

 

長い時間離れるのは辛いですけど、そのぶん改めて大切さを実感することも多いんです。

 

ゆずもそうですし、パートナーもそうですし。会えた時の喜びはとてつもなく大きいので、その度に幸せを噛み締めています。

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日本の「ワンコと泊まれるホテル」はうらやましい。

ーー最近日本に一時帰国されたとのことですが、犬と暮らす上で「日本にあってカナダにない」もの。これがカナダにもあったらなぁ…と思うことってありますか?

Ryucrew:

日本のワンちゃん用アイテムって、服やケーキとか人間用みたいにクオリティが高くて繊細じゃないですか。

 

カナダにも誕生日用のクッキーとかありますけど、それこそYouTubeにあげたようなものが主流なので。少し粗めというか(笑)。

 

あとはワンちゃんと泊まれるホテルは羨ましいですね。こっちにもあるにはあるんですけど、人が泊まるようなホテルで「犬もOK」というケースが多いので。

 

日本は家族で楽しめるような、それこそワンちゃん専用の温泉があったりとか、それは羨ましいなぁ…と思いますね。

 

ーーカナダやアメリカはペット先進国のイメージなので、それは意外でした! でも公共施設とかは、そちらだと犬連れOKの場所は多いですよね。

Ryucrew:

食料品を扱っていない雑貨屋さんとか大型店だと、ワンちゃんOKの場所は増えていますね。しつけができているのが前提ですけど、カートに入れなくてもリードに繋いでいれば大丈夫です。

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Erickson Stock/shutterstock

 

でもカナダって移民が多くていろんな文化が混在しているので、“なあなあ”になっている部分もあるんですよね。

 

たとえば食品を扱うスーパーって基本はNGなんですけど、小型犬のワンちゃんを抱えてショッピングしている方も多いんですよ。

 

わたしは犬と暮らしているからこそ「犬アレルギーの方もいるのになぁ…」とか気になってしまうところはありますね。

 

もし犬を車内に置き去りにしたら…カナダ人の“当たり前”の行動。

ーー北米では車内にワンちゃんを置きっ放しにすることをみんなで阻止したり。優しいニュースもよく見かけます。

Ryucrew:

夏場に車内にワンちゃんを置きっ放しにしていると、見つけた方が警察に電話したりというのは一般的かもしれないですね。

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Gorlov-KV/shutterstock

 

わたしも一度駐車場で、車の窓を割ってワンちゃんを助けている場面を見たことがあります。

 

それからスーパーのアナウンスで「車にワンちゃんが置きっ放しにされています。飼い主さんはすぐ戻るように」というのもよく聞きます。

 

あたりまえのことなんでしょうけど、それをできるのって犬を大切に思っているからなんだろうなと思います。

 

日本は自宅でシャンプーできるのがうらやましい!?

ーーところで、ゆずちゃんのシャンプーは日本人にとって「めずらしい場所」で行なっているんですよね。

Ryucrew:

いわゆるワンちゃん用のコインシャワーですよね。こっちではペットショップとか、ガソリンスタンドの横にあったりするんですけど、あれは便利ですよ。

 

シャンプーやトリートメント、タオル、ドライヤーがついてますし。とくに都市部のバンクーバーは広い庭があるご家庭も少ないので、いつも予約で埋まっています。

 

それに欧米のお風呂って、日本の「洗い場」みたいなところがないんですよ。だから皆さんバスタブにお湯をためてシャンプーするんですけど、それが大変で…。

 
 
 
 
 
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それにデフォルトのシャワーヘッドが固定されていて伸びないタイプなので、余計に大変なんですよね。

 

わたしたちも以前は自宅でシャンプーしていましたけど、柴犬は抜け毛も多くてバスタブに毛が詰まるし、てんやわんやでした(笑)。

 

「柴犬はゴージャス!」カナダでも柴犬の人気が急増中

ーーアメリカでは柴犬の人気が急上昇ですが、カナダではいかがでしょう。

Ryucrew:

ゆずを迎えた6年前は、わたしたち以外ほとんど柴犬がいなくて珍しい存在でした。でも体感だと、ここ2-3年でバンクーバーに関してはすごく増えた気がします。

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日本では撮影できない、カナダを感じる一枚。

 

お散歩でも他の柴犬に会うようになりましたし、ご近所にも柴犬を飼ってらっしゃるご家族が2組いますね。

 

白柴は見たことがないですけど、赤柴はもちろん黒柴も見かけますよ。

 

とはいえ他の犬種に比べれば珍しいので、お散歩しててもよく話しかけられますし、「そのゴージャスな犬はなんだい!?」って聞かれたりもします。

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「ゆず、それはあかんで」な瞬間。

 

ーー「柴犬=ゴージャス」というイメージは興味深いですね。カナダでは柴犬ってどんな印象なんでしょう。

Ryucrew:

わたしもパートナーに教えてもらって初めて知ったんですけど、そもそもカナダやアメリカで柴犬の認知度が上がった理由って「Doge(ドージ)」っていうコラ画像的なものなんですよ。

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BBbirdZ/shutterstock_

 

柴犬が斜め上を向いた写真で、Tシャツとかマグカップとか色々グッズ化されていて、すごく人気なんです。

 

たぶんそのイメージがあるので、柴犬は人間ぽくてユニークという印象があるんじゃないでしょうか。

 

ーー元画像になったのは、日本の「かぼす」ちゃんですね!

Ryucrew:

え! 日本の子やったんですか。

 

どんな経緯でこっちで流行ったのかはわかりませんけど、今もステッカーとか売られててすごく人気ですよ。

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気になる方は「doge」で検索!(Daniyal Jeelani/shutterstock)

 

今後のYouTube活動について。

ーー最近フライトに復帰されたとのことで、今後YouTube活動はどうなっていくのでしょうか。

Ryucrew:

一年半CAを休業していたときは頻繁に動画をアップしていましたけど、これからは週に2回くらいを目安に続けていきたいと思っています。

 

もうほんまにわたしが普段家でやっていることを動画にしているだけやのに、皆さんに見ていただいて恐縮です。

 

コメントも拝見していますけど、皆さんすごく知識が豊富でいつも勉強させていただいてます。

 

まさか(出身の)関西圏以外の方に見てもらえるとは思ってもいなかったので、方言やイントネーションや、お料理のことなんかも新たな発見があって楽しいです。

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最後に…『柴犬は世界に誇れるワンちゃんや思います!』

ーーわたしも「いち視聴者」として、これからも動画を楽しみに拝見させていただきます!
最後に、日本の柴犬オーナーさんにメッセージをお願いします!

Ryucrew:

そんな、わたしなんかが…。そうですね、わたしはカナダでしか柴犬と暮らしたことがないんですけど、ほんまにたくさん声をかけられるんですよね。

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人気が出始めたとはいえ、やっぱりまだ柴犬を知らない方も多いですから「なんて犬!?」「かっこいいね!」とか。

 

だから柴犬と暮らしてらっしゃる方々は、ほんまに世界に誇れると思います。

 

ワンちゃんを連れて海外旅行はなかなか行けないですけどね、もし愛柴とこっちを歩いたら、すごいことになると思いますよ。

 

カナダと日本で住む場所は違えど、いっしょに誇らしく「柴犬ライフ」をおくれたら嬉しく思います。

 

 

編集後記

柴犬モデル

今回Ryucrewさんの取材に至ったのは、ただの柴犬オーナーだからではない。

半年前、旅行好きな筆者が偶然YouTubeでRyucrewさんの動画に出会い、一瞬にして心を奪われてしまった。

飾らない姿勢、耳心地の良い話し方、わかりやすい説明。無我夢中で動画を見るうちに、偶然柴犬オーナーであることを知ったのだった。

動画から「これでもか」というほど人柄が出ているRyucrewさんは、愛柴ゆずのことを溺愛していて、とにかく彼への理解度が深い。

そんな方と暮らす柴犬は幸せに違いなくて、その秘訣はどこにあるのかー。それを知りたいと強く思った。

そしてRyucrewさんは、一言で言えば「動画のまま」の人だった。それはいったいどんな人か…。きっと、彼のYouTubeを見れば、すぐにわかるはずだ。

 

 

★プロフィール:Ryucrew(リュークルー)

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カナダ・バンクーバー在住、大阪出身の男性客室乗務員。
現在はYOUTUBERとしても活動し、登録者数は約6万人(2021年8月現在)

 

YouTube:関西弁CA / Ryucrew

Instagram:@ryucrew_vancouver

 

 

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