まさに命がけの出産。死産を乗り越え育児に励む柴犬ママ、先立った姉の分まで『生きる』妹柴の姿が胸を打つ【動画】
今回はとある柴犬家族の出産ストーリーをご紹介。とはいえ出産とは命がけで行なうものだから不安とは常に隣り合わせ。実は、双子を宿していたママ柴は初産が死産という悲しい結果に。しかし、先立った子の分まで「育てよう」そして「生きよう」とする姿には、強く熱く、胸を打つものがあるのでした。
とある柴犬一家の『出産ストーリー』
主役は、ハル、ひな、すずの3頭の柴犬ファミリー。
今回はひなが妊娠してすずを自宅で出産するという、貴重な出産ストーリーをご紹介します。
子どもを授かるということはとてもおめでたいこと。
オーナーさんも、我が子がママになるということに胸が踊るほどの感激があったことでしょう。
しかし出産とは『命がけ』で行なうもの。
だから決して手放しで喜べるものではなく、無事に生まれてくるかどうか、その時まで不安がつきまとうものです。
そう、ひなの出産もまた決して楽とはいえないようなものだったのです。
そのリアルな出産劇を、我が子のことのように感じ触れてみてください。
ひなのお腹に胎動が…
ひなの妊娠がわかってから日に日にお腹が大きくなり、目で見てもしっかり胎動がわかるように。
ひなのお腹の中で、モコモコと小さな命が動いているのです。
胸も膨らみ始めているようですね。
この頃に起きた体や体調の変化は、ひな自身が一番感じていたことでしょう。
すると、とても嬉しい知らせが。
ひなのお腹の中には“2頭”の赤ちゃんがいることが判明したのです。
ひなは双子のママになるのですね。
この時のお顔を見ると、心なしすでにママのような穏やかさが滲み出ているよう。
胎動も増え、どんどんママになる意識が強くなっていったのでしょうね。
ついに、陣痛を迎えた
そして時は経ち、ついに陣痛を迎えたひな。
いよいよ我が子と対面する時がきたのです。
しかし、物事はそう簡単には運びませんでした。
むしろ胸が張り裂けるほどの悲しい出来事が待っていたのです。
最初の陣痛で産まれてくるはずの赤ちゃんが、死産となってしまったのです。
しかしひなの体は悲しみに暮れる時間も与えず、次の陣痛が…。
そして3度目の陣痛で、のちに「すず」という名前をもらう可愛い赤ちゃんが誕生したのでした。
そしてすぐにひなは『お母さん』の役割を。
可愛い赤ちゃんに母乳をあげ、そして赤ちゃんもたくましく飲み始めます。
ここでオーナーさんもひと安心。
「キューキュー」とか細い声をあげ、母乳を飲み、その姿を見てやっと無事に産まれてきてくれたことにほっとしたようです。
“出産”というものは、生き物の隔てなどなく大変なことであると感じさせられたことでしょう。
いろんな状況を乗り越え産まれてきたすずは、こうして家族の一員となりました。
家族のサポートのもと…
犬の出産は、もしかしたら人間以上に大変なものかもしれません。
自宅での出産となれば、なおさら家族の協力がなければ叶わないことです。
そして、出産を終えたその時から育児がスタート。
ひなも初めてのことですから、ひなの心身のケアも必要になります。
そうして、たくさんの愛に包まれ育てられたたすずはすくすく成長を続けていきます。
それはまるで、先に産まれるはずだったきょうだいの分まで生きようと頑張ってくれているかのように。
一緒にママのお腹の中で過ごした、かけがえのない、たった1頭のきょうだい。
その存在が、より「強く生きる」というパワーを与えてくれたのかもしれません。
そして今では、やんちゃするような姿が見られるまでに。
すずが産まれた背景を知りながらその姿を見ると、いかに命が尊いものかと改めて感じさせられます。
そこでただ呼吸をして、ピーピーとないているだけでなんと愛おしいことか。
そのお話についてはまた後編で。
まずは、壮絶なものとなったひなの出産ストーリーをどうぞ見届けてください。
この世に命が誕生することが、いかに「奇跡のようなこと」であるかを感じさせられるような光景でした。
先立ってしまったきょうだいはきっと、すずが元気に育つことを願っているに違いありません。
そしてひなはとても悲しい初産になってしまったけれど、それを乗り越え、すずのことを大事にしている姿を見れば自然と胸が熱くなってきましたよね。
すずが産まれた後の後編については後日公開予定です。
どうぞご覧くださいね!
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